海外に3ヶ月以上いるなら在留届を出そう

福田です。Twitterなどで周知の通り、私は海外留学をしています。10ヶ月ほど滞在するつもりです。
そこで、在留届を出すことにしました。ここでは、在留届の提出方法について解説しています。

                       

在留届を出すのは簡単、しかも多くのメリットを享受できる

在留届は外務省などのページで周知の通り、旅券法第16条で海外に3ヶ月以上在住する方などに提出が義務付けられているようです。

(外国滞在の届出)
第十六条  旅券の名義人で外国に住所又は居所を定めて三月以上滞在するものは、外務省令で定めるところにより、当該地域に係る領事館の領事官に届け出なければならない。

旅券法(第十六条、平成二五年六月二八日法律第六九号の版を参照しました)
提出方法は以下でご紹介するORRnet(Overseas Residential Registeration NETwork)というものを利用するか、FAXまたは在外公館(領事館、大使館など)があるようです。
提出自体は、居住先の詳細な連絡先情報やパスポートがあれば5~10分とかからずできます。それでいながらも、緊急時に確実な情報を早く入手できたり、あるいは万が一脱出することになった場合に脱出が早くできる可能性がある(推定。連絡先がわかっているのでわかっていない人に比べれば、という話です)、などのメリットがあるようです

近年、海外で生活する日本人が急増し、このため海外で事件・事故や思わぬ災害に巻き込まれるケースも増加しています。万一、皆様がこのような事態に遭った場合には、日本国大使館や総領事館は在留届をもとに皆様の所在地や緊急連絡先を確認して援護活動を行います。

ORRnet – インターネットによる在留届電子届出システム(2016年9月17日参照)

提出方法

では、提出方法について解説します。
まずはORRnet – インターネットによる在留届電子届出システムにアクセスします。そして、左上の「在留届を提出する方」をクリックします。
ちょっとした説明が出てきますが、否が応でも同意を押さないと進めないので同意します。
すると「最初に・・・ まず、あなたがお住まいの地域を管轄する在外公館を確定します。」と出るので、普通に住んでいる地域はわかっているだろうが、ってことで準備完了。(もしわかってなければGoogle Mapsとかで地域は調べられます。アメリカだと州が聞かれます)
その次に都市名から選ぶか、地図から選ぶかと聞かれます。ここではざっと見手順がが少なさそうな「都市名から選択」を選びます。
すると、以下のような画面になるかと思われます。ドロップダウン形式なので、国を地域から選びます。
ORRnetの住む場所確定
私はアメリカを選びました。
すると、州を選べと言ってくるので、州を選びます。デトロイトとか、グランドラピッズとか、ランシングとかなら「ミシガン州」、フェニックスとかなら「アリゾナ州」、サンフランシスコなら「カリフォルニア州中在ロサンゼルス総領事館の管轄に属さない地域」です。他は地域などを見つつ選びます。
僕はミシガンを選びました。
確認画面では間違った選択をしてないことを確認後、「提出先確定」を押します。
そのあとはパスポート情報(氏名生年月日にパスポート番号)が聞かれ、過去に在留届を出しっぱなしになっていなかった場合は届出の画面になります(このあとは写真を撮っていなかったのでうろ覚えです)。
居住先、家族情報、メールアドレス、緊急連絡先、現地での所属先などが主に聞かれます。無職の場合は知りません。
で、提出完了すると、18歳以上であれば確実に在外選挙についての申請書がダウンロードできるので、指示された場所にダウンロードして書き込んでから送りましょう。もちろん転出届は出してあること前提ですが。
ってな感じで、ちょっと手はずが多いのですがやってみると結構簡単です。是非お試しください。

この記事は最終編集から一年以上経過しております。この記事に書かれた内容をご利用・実践される際は十分ご注意ください。

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