EMSでスマートフォンを送る手順を間違えると最悪!面倒!

福田です。週末に友達の家からEMS(国際スピード郵便)でiPhone 7 Plusを送ってもらったのですが、今日追跡を見てみたら日本の国際交換局の時点で「差出人に返送」となっていました。iPhone 7 Plusは送れるはず。なのにダメと言われて著しく不安になった僕はお客様センターと国際郵便局の両方に問い合わせてみました。その結果得られたことをシェアします。非常にややこしいので注意が必要です。

                       

爆発のイラスト Powered by いらすとや

対象の郵便物は船便を除く国際郵便で、スマホやパソコンなどのリチウムイオン電池を使う全ての製品です。また、ゆうパックなども該当しますが今回は記載しません。

スマートフォンであればリチウムイオン電池取り扱いラベルは不要

この見出しの通り、iPhoneやほとんどのパソコン、Androidスマホなどの条件を満たす国際郵便物であればリチウムイオン電池取扱ラベルは不要だそうです。

主な条件は次の通りです。

  • リチウムイオン電池を機械の中に内蔵している
  • 100wh以下の組電池
  • かつ重量5kg以下
  • 内蔵ボタン電池を除く内蔵電池が組電池で3個以上入っていない
  • 業者がリコールしていない(Galaxyの例のやつのように)

基本的にはiPhoneなどは当たり前ですが全ての条件を満たしているのでリチウムイオン電池取扱ラベルなしで送れます。iPhoneが3つの電池で動いている話なんて聞かないじゃないですか。

ソース: 国際宅配便条件表(リチウム電池) 3ページ目
郵便物外装の「危険物ラベル」・「マーキング」の表示の抹消について

上のソースはゆうグローバルエクスプレスという法人向けサービスですが、東京国際郵便局曰く「リチウムイオン電池取扱ラベルが少しでも見えるEMSは航空保安上一律差出人に返送している」とのことですので、おそらく同じことが言えるものとみられます。ただし、EMSで電池同梱はダメです。
結論から言うとリチウムイオン電池取扱ラベルを貼った郵便はUGXに限ると言うことになるでしょう。

ちなみに、先のページではラベルなしでOKということでしたが、日本郵便のサイトでも見解が分かれています。ゆうパックの航空輸送については「リチウムイオン電池取扱ラベルが必要」とのことです。

リチウム電池を内容とする郵便物等の取扱いについて

(これもうわかんねぇな…)
差し出し元の郵便局では局員3人と差出人で運送規約を読んで、さらに確認も取った上でラベルありで差し出したそうなのですが、実はダメということで僕もびっくりですね。どんだけぐちゃぐちゃなんだよ日本郵便…

EMSなどで危険物扱いされて返送されると切手分の還付を受けることができないので、僕は郵便局で特に局員側の過失が認められなければ(こっちの調査不足もあるので言いません。ということは、郵便局側が自主的に認めない限りはないでしょう)、2000円以上のロスをすることになります。もうやだ。はなっからFedEXで送った方がトータル安かったりして。

まとめ

iPhone、Androidスマホ、パソコンやデジカメなど一般的な家電製品を郵便で送る際のまとめです。

  • 船便を除く国際郵便であれば条件内に当てはまればリチウム電池取扱ラベルなしでOK
  • ゆうパックであれば航空扱いで送りたいならリチウム電池取扱ラベルが必要

ということです。

誰か僕を慰めてください。

この記事は最終編集から一年以上経過しております。この記事に書かれた内容をご利用・実践される際は十分ご注意ください。

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