僕がアメリカに移住すると決意した2つのシンプルな理由と3つのデメリット
福田です。僕はアメリカのミシガン州に来てから「あぁ〜やっぱりアメリカの方がええわ、体に合うわ」となんども、なんども思いました。もちろん、嫌なこともありますが、それを上回ってでも良い点が有り余っているのでその魅力というものをご紹介いたします。もちろん、合わせてアメリカの闇や現実もいくつか絞ってお伝えしています。
人間関係が気楽
まず、移住を決意したのはこれが大きな要因です。というかこれが僕は日本ではまず型にはまれない人間なので、割とつまはじきにされたりロクでもない扱いを散々受けて来ましたが、アメリカに留学して思ったのが「人間関係が最高に気楽」ということです。裏返す(=悪い点)と、アメリカ人の多くは結構性格がきつめなので豆腐メンタルな僕はダメージを受けることもしばしばあります。それでも、日本よりは邪魔者扱いされることはないですし、好感度も高いです。
こっちに来てからかれこれ4ヶ月とちょっとが経ちましたが、なおも好感度が高いのでおそらく間違いはないと思います。ちなみに移住した日本人を何人か知っていますが、多かれ少なかれ性格がどぎつくなっていたり(笑)
人がフレンドリー
人間関係にかかって来ますが、人がフレンドリーです。いい意味で遠慮がありません。赤の他人でも道すがら「ち〜っす」みたいな感じで普通に挨拶しますし、店員とは日本では雑談とかあまりしませんが、アメリカではガンガンします。「オッスオッスw元気wクリスマス何するよwww」的な感じで。僕は気が引けてあまりやりません(ナンパに見えてしまう)が。もちろん、待っている間でも場合によっては前後の人と雑談したりします。話しかけても「誰だお前」みたいな顔をしないで気さくに話してくれます。
ただし、例外があってホームレスの方なんかはちょっとキツイところもあります。ほとんどの場合、あまり気さくではないです。
それから、言葉では説明できないのですが面白いです。うん、説明できないけど面白い。なんだろう、日本人含め日本系のものをあまり見ないから見るとほっこりするというのもあるかもしれないのですが。
以下デメリット。
何気に人種差別ある
僕は幸いにして気づいた人種差別は1回だけですが、人種差別が当然あります。僕はDetroitの近くに住んでいることもあって、割とアフリカン・アメリカンな学生が多い高校(スペイン語の授業に至ってはクラスの99%が有色人種というレベルです)に通っています。そんな中、僕がアジア系(=中国系)と勘違いされたのか、割とちょっかいを出してくる子がいました。ちょっかいだけじゃ人種差別とはあまり言いませんが、まあそういうことがあったって感じです。なんでか僕はよく日本でもそっち系から来た子からちょっかい出されやすいんですよね。
あんまりに年下にバカにされるのも(←日本人的な年功序列頭ですが)頭にきた上、ひそひそ話で「あいつチャイニーズだぜ、いろんなところで迷惑かけているくせに、よりによってここにきやがって」と言っていたので、一回だけ目の前で「俺は日本人だ!中国人じゃねー!バカにしてんじゃねーよこのレイシストというかナショナリストの○野郎め!!!」という言葉を柔らかめにして諭したところ、ちょっかい出してこなくなったのでまあ良しとしましょう。殴ったりしたら市民権どころの騒ぎじゃなくなりますから。
書類手続きが面倒
慣れていないというのもありますが、W-8BEN書いたりするのが何かと時間かかったり、郵便局でなんか荷物送るときもめちゃくちゃ分かりにくいフォームに細々とした文字で書かないといけないこともあって、嫌気がさして来ます。これはしょうがないっちゃしょうがないのですが、もう少しカラーをつけてほしいものです。なお、W-8BENを2ヶ月の間に2度も書かされる羽目になった僕の今後のために、一応書き方ガイドの記事も作っておきました。
スイーツ甘すぎてオエ〜ッとなる
これは本当に辛い。スイーツがベロが溶けるんじゃないかってぐらいに甘いです。ケーキなんかは日本のものだと水なしでも行けることが多いですが、アメリカのケーキは日本以上に砂糖まみれ。砂糖が飽和していて、ケーキを噛んでる時に「ジョリッジョリッ」って砂糖を噛んでいる音がします(笑)
アイスクリームはなんでしょう、ハーゲンダッツに砂糖を大さじ10杯ぐらい足したような味です。好き嫌い分かれそうですが、僕は嫌いです。多分脂肪分がきついのかと思います。
マシなので言えば、グミとかチョコレート(チョコレートすらあまり美味しくない)、そんなもんでしょう。スナック(プレッツェルは除く)とかジュース・その他の食事(オートミールは除く)は美味しいです。とは言え個人的に言えば日本食には勝てませんが。
こんなところでしょうか。あとは全体的に共通しない個人的な不満点を言えば、「風呂に入れない&シャワーすら朝しか浴びられない」ことがあるでしょうか。一人暮らしだったり、理解のある相手ならばこの不満は抱きませんが、僕は不幸にも(!?)絶対に風呂には入らせてくれないので、不満点としてあります。他にもありますが、割とその不満は人によって変わってくる不満なので書きません。
以下恋しいもの(デメリットの一つ)です。
- 電車。アメリカだと滅多に見ないし、車が使えないと最高に遠出の際に不便です。自転車は轢き殺されちゃいます。
- エレベータ。アメリカだとほとんど横移動なので使いませんが、それなら広大な敷地内でセグウェイ使わせてほしいものです。
- 引き戸。ほとんどの扉が引き戸じゃないのでバリアフリーじゃないし、個人的にですが落ち着きません。
この三つが恋しいですね。他のものは大抵どうとでもなります(日本のTVを見るにも困りませんし、本格的な日本食もあるし、ヘアカットも日本人が結構います)。
まとめ
日本の文化は好きですが、多くの日本人がどうにも目の敵にして来ているようにしか思えないので日本が嫌になりました。とは言え、デメリットも当然あります。「どうしても日本の雰囲気に耐えられない」という人は一度海外という選択肢を考慮に入れて見ても良いのではないでしょうか。なお、移住方法は就労(H-1Bビザ)・結婚(Kビザ)・抽選(DVプログラム)などによる永住権取得、場合によってはそのあとの市民権取得、そして日本国籍放棄がありますが、実際に僕が検証していないので、他サイトを参考にされることをお勧めします。実際検証するのは一旦日本に帰って、大学卒業してアメリカにまた戻ってからなのでおそらく10年以上先になります(笑)
この記事は最終編集から一年以上経過しております。この記事に書かれた内容をご利用・実践される際は十分ご注意ください。