なぜ日本の学校ではアメリカと違い、パーティー等をしないのか?考察。

福田です。私は先日アメリカの高校のプロムナード、通称Promに行ったのですが、その際に友達が「なんで日本にはこういうパーティーみたいな遊ぶ要素がないんだろう」とふと言っていたので、私なりに考察してみました。どれも根拠が薄い予測ですが。あと比較対象はそれぞれ公立学校どうしです。

                       

Prom(プロムナード)のイメージ

日本の学校は独立主義を好む

まず考えた一つの理由はこれです。日本の学校は他の所の干渉を好まないという点はあると思っています。現に、日本ではいじめが起きても警察権力の介入を渋っている例がありますし、割といちいちお上にお伺いを立てなければならないイメージもあります。対して、アメリカの学校では、学校に武装(といってもそんな軍隊みたいに重装備ではありませんが)警官がいたり、普通に地元商店などの出張販売をしているという例が挙げられます。もちろん、調査した結果では入札などは一切せずに単に協力関係?で来ているようです。これの延長線上で、あまりパーティなどをしないということも考えられます。

導き出せる結論としては、「日本の学校は独立主義を好んでいるのではないか」ということです。

日本の学校は責任を取りたくない

日本の学校は責任を取りたくない、これはさっきの独立主義の項で述べたものと似ていますが、やはりいじめで事件が起きると概ねの学校は隠蔽・責任転嫁をしたがる傾向があります。ついては、日本の学校は責任を取りたくないのではないか、と考えました。つまり、何か起こったらまずい、というリスク回避優先主義なのではないか、ということです。この論はあまり強いとはお世辞にも言えませんが、ありえなくもないと思います。ちなみにアメリカは保護者がサインするとそれで万が一の時の学校側の過失による責任は放棄できる(ただし同意書に書いてあること前提ですが)ということになります(判例DBは有料なのでケチりましたが、そうじゃなきゃわざわざやる理由がわかりません)。

そもそも文化が違う

これが最も有力なのではないかな、と思います。
割と日本人って草食だったりするじゃないですか。ダンスも日本固有文化、とは言いがたく(ただし舞台とかはありましたが)、こういったパーティをしょっちゅう開いたりするのが難しいのかな、なんて。ここアメリカでは、早食い競争とか、なんだろう、障害物競走?を学校公式イベントでよくやっていますが、日本ではせいぜい学園祭・運動会ぐらいしかない。学校に積極的に楽しさを入れていくとか、毎月毎月を楽しめるような要素を入れている気がします。あと、日本ではパソコン・ギフトカードとかの高額商品や金券を学校自体からプレゼントされる機会は少ないですが、アメリカでは卒業生に向けてバンバン抽選でプレゼントしています。

つまり言いたいことは、学校を学びの場(楽しみは披露や実践をメインとしている)としてみるか、成果発表とかを抜きにしても、楽しみもある、総合的な学びとしての場としてみるかの違いです。学校文化の違いでしょう。まさに。だから、日本は先の理由に加えて、日本の学校では完全なる遊びであるパーティを学校公式でやることが少ない(というかほとんどない)のではないか、と推察します。

まとめ

散々右へいったり左へ行ったりしながら書いて来ましたが、やはりここにも文化の違いが出ているのではないかな、と改めて実感したこの一日でした。
日本の不登校を減らすアプローチになれるとは決して思いませんが、少なくともなんというか、閉塞感が出ている学校で導入すれば割と革命?を起こせるのではないか、と思います。さすがに金券をプレゼントするとかは難しいと思いますが、なかなかにGoodなソリューションです。少なくとも僕にとっては。

この記事は最終編集から一年以上経過しております。この記事に書かれた内容をご利用・実践される際は十分ご注意ください。

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