新幹線、飛行機は年間に平均何km走行、飛行するのか?

福田です。北は函館、南は鹿児島まで結ぶ新幹線。在来線とは比べ物にならない速さで、比べ物にならない距離を走行しています(長いのだと片道1000km超の号もある)。さらに、アメリカと日本の10000kmというとんでもない距離を1日かからず結ぶ飛行機。ふと興味を持ったのが、新幹線や飛行機といった長距離移動にかかるものの年間飛行、走行距離。そしてまた気になるのが廃車まで走る、飛ぶ距離。
今回はそれらについて調べて・推測してみました。

                       

新幹線

なんと新幹線は一年で40万キロ以上走る!

新幹線は東京~大阪や博多、函館を結ぶので一日当たり当然ながら1000km~3000km程度走行します。単純計算では300km/hでノンストップで走行可能時間を走った場合は5400km程度一日に走行可能ですが、当然加速や折り返し、停車もあるので、理論上はフル稼働で使ったとしてもだいたい一日3000kmぐらいが限界です。また、メンテナンスなどで数日~2週間以上車庫に入っていることもあるので、年間60日ぐらい差し引いて300日ぐらい走行します。

300×間をとって1500km=45万km/年となります。さらに、実際の例として1964~2008年まで使われた0系であれば、44年間も使われたことになります。ざっくり40年で計算したとして、1350万キロもの距離を一つの車体で走り遂げることになるのです。地球一周をおよそ4万キロとして、337.5周していることになります。すごい距離ですね。

一般的にも新幹線の年間走行距離は42.5万キロ~60万キロとされています。

飛行機内の風景

飛行機に至っては年間225万キロ程度飛ぶ!

今回計算の対象としたのは国際線のボーイング747-400ER。国際線は当然ながら国内で完結し、さらに飛行機の1/5程度の速度になる新幹線よりさらなる距離を行きます。飛行機は連絡で元の空港には帰らず別の空港に飛んでいくこともあるので、またダイバート(機体故障や悪天候・事故などの原因で予定外の空港に着陸すること)などもあり、計算は難しいのですが、概ね1日平均7000~8000km程度飛行します(僕が乗ってきたデルタ航空は前日にフィリピンから成田へ、そして翌日に成田からアメリカのミネアポリスまで飛びました)。
やはりメンテナンスなどがあり、最大でも年間300日程度の就航日数となります。実際のところは天候次第による欠航などもありうるため、さらに少なくなるのには違いありません。

年間は、間をとって7500×300で計算してみたところ225万キロ程度飛行することになります。
飛行機は概ね20~30年程度で廃棄されるので、それまでに飛ぶ距離は4500万キロ。新幹線のおおよそ3倍弱飛びます。地球1125周もします。

飛行機の燃料は年間どれくらい使うのか

747-400(ERではありません)では一回の飛行で230キロリットルも燃料を溜め込むことができるので、年間300日飛んでちょっと燃料を残して着陸したとして6万7千キロリットルも一年間で使っていることになります。もはやドラム缶とかの単位じゃ数えられない量です。たまげたなあ。廃棄するまでには134万キロリットルもの燃料を消費していることになります。
飛行機は一日数千機単位で飛んでいるので、もはや計算する気が失せるレベルで燃料を消費していることがわかりますね。新幹線については電力で動いており、様々な発生源があるので計算を端折ります。

まとめ

とりあえず計算していて「ヒェ〜ッ」って言っちゃいました。
また、部品交換しているとはいえ、よくそんなに距離走ったり飛んでいて事故がそうそう起きないものだな、と思いました。卓越した技術力に乾杯ですね。

この記事は最終編集から一年以上経過しております。この記事に書かれた内容をご利用・実践される際は十分ご注意ください。

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