Chrome Canaryとは何か。違いや更新頻度などについて解説。

福田です。旧ブログで書いたChrome Canaryの記事がかなりー(親父ギャグ)アクセスを送って来てくれているのでそれに応える形でこの記事を書かせていただきます。今回はこのブラウザの特徴、更新頻度、そして導入方法などについてお伝えします。

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Chrome Canaryとは?

Google Chrome(グーグルクローム)はすでにご存知、Google謹製のWindows,Mac,LinuxそしてAndroid、それにiOSなどなど…たくさんのプラットフォームで使える(自称)早いブラウザです。ChromeOS(CrOS)など、オペレーティングシステム界隈にも進出しちゃっています。さらに、Googleアカウントを介したクロスプラットフォーム間での同期機能までついており、僕的には最強ブラウザだと思います(電池とかCPUとかメモリとかとかのバカ喰いは別として)。

電線の上に留まるカナリア

それのCanary版は、Chromeのα版と見ても良いでしょう。名前の由来はカナリアで間違いないでしょう。後述するCanary版の方のアイコンの色も黄色味がかっているので100%そうです。カナリアは炭鉱などで毒ガスを検知する鳥として使っていたり、あるいは某怪しい宗教団体もサリンの有効性の確認に使っていたりしましたね。つまり、バグを毒ガス?と見立て、また使っている人をカナリア(わかりやすく言えば人柱)に見立てているのでしょう。それで、バグを見つけてもらってFixすることで一般の人の使い物になるようにする、ということでしょう。

Chromeは4つのバージョンが同時並行で存在している

ちなみに、Chromeは主だって安定チャンネル、開発チャンネル(Beta,Dev)、Canaryチャンネルの3つがあります。開発版には「dev」のサフィックスが、Canaryには「canary」のサフィックスがバージョンにつきます(chrome://chromeで確認可能)。

Chrome Canaryだけは開発版や通常のChromeと併用可

また、Chrome Canaryだけは安定版Chromeと同じコンピューターにインストールできるように別アプリになっていることから、動作しなくなる可能性も高いことが伺えます。また、開発時のチェックとしても使えるでしょう(超最新のブラウザでもWebページがきちんと動作するかや、同時表示を使ってスマホとパソコンの見た目を両方見たりすることができますね)。逆にいうと開発チャンネルと安定チャンネルは一つのアプリで動作します。
アプリが分かれている証拠が次のアイコンとその後ろで書いてあるディレクトリの分かれ方(Macの方は~/Library/Application Support/Google/へアクセスすることでそれを確認できます。)です。前者が安定版(ないしはBetaかDev版)、そして後者がCanary版で独立している方のやつです。アイコンの色が違いますよね。

Chrome 安定版のアイコン

Chrome Canary版のアイコン

ChromeとChrome Canaryが分かれている証拠

まあ、最悪動作しなくても「お前の代わりなんかいくらでもいるんだよ!」マインドで通常版のChromeを使えばいいってことです。デメリットははっきりいってほとんどありません。

Chrome Canaryの更新頻度は?

更新頻度は恐ろしく高く、毎日更新です。
また、バージョンで比べると、一般リリース版の方がv54.0.2840.87なのに対し、Canaryの方はv56.0.2914.0となっています。だいたいバージョンが二つぐらい上のものが使えると見ていいでしょう。
だいたい毎日更新となるとChromium+Google独自の機能を当てたローリングリリースですから、ブラウザ機能に関する更新履歴などはChromiumのGitのコミット履歴を見ると早いでしょう。それとあわせてGoogle独自機能に関しては正式版のリリースなどを持って確認するといいでしょう。

バージョンについてまとめ

各種チャンネルの特徴をまとめると

  1. Canaryはコミットから最短即日ブラウザへ反映
  2. DevはCanaryで特に異常がなければ1~2週間で反映
  3. BetaはCanary+Dev版で特に異常がなければ6週間(ただ通常版よりちょっと早い)で反映
  4. 通常のChromeは上記全てで異常がなければ6週間で反映

となります。BetaはあくまでiOSでいうGMビルドのような扱いなのでしょう。

どこからダウンロードするの?

ダウンロードはChrome Canary(Windows,Mac,Androidのみ)から行います。該当ページ下部にある通り

ウェブの最先端を体験 (中略) Canary はデベロッパーや開発段階の機能に興味があるユーザー向けに設計されており、動作が安定しない可能性があります。

ですので、ご注意を。実際高確率でバグ踏みますし、僕も踏みました(たとえば描画がグチャグチャとか、最悪落ちるとか)。その代わり、最新のバージョンを使うことで改良されたエンジンや、最新のデザイン、それに最先端のWebのAPIを体感できます。楽しいです。

先ほども書きましたが、Chrome OSやLinux,iOSでは残念ながらCanary Buildを利用することはできません。ですが、LinuxならCanaryビルド以外の全て、そしてiOSでは安定版とBetaを試すことができるのでそちらを利用されることを検討してみても良いでしょう。
また、他のチャンネルなどについてはChromium Projectの公式ページをご覧になると確認できます。

まとめ

  • Google Chromeには4つチャンネルがある
  • そのうちの一つがCanaryである
  • Canaryは通常版の実験台で、他のブラウザとは分離されている
  • CanaryはWindows,Mac,iOSのみ利用可能
  • 上の理由により、バグを踏んでも通常版を難なく使えるので問題なし
  • ついでに新機能・機能の改善点・新デザインも試すことができる

Chromeの開発版を使うより、正直ブラウザが分離されているChrome Canaryを使う方が新機能を試したい方はむしろ安全だと思います。DevやBetaを使ったところで、Stableなどとは併用できない以上、開発版にあったバグで色々ブラウザのデータが壊れたら取り返しがつかないのですから。
あ、当たり前ですが通常版と併用して使ってくださいね!取り返しのつかないことになっても知りません。

結論。デメリットゼロな上に最新版が試せるぞ!導入して試してみるとアーリーアダプター気分が味わえるかもしれませんよ!ってことで今日はおしまい。

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