【アメリカ留学生必見】クレカをすぐに作る方法
福田です。私は現在アメリカはオハイオ州のUniversity of Cincinnati(シンシナティ大学)にUndergraduate(大学生)として入学し、4~5年間の留学を予定しているのですが、こちらでやっぱり生活するなら「免許と移動手段」「銀行口座とデビットカード」…そして「クレカ」!これは必要だと思うのです。今回は、アメリカのクレジットカードについて到着してなるべくすぐに作る方法をご紹介しようと思います。しかも、留学生であれば通常一般に必要とされる「Secured Credit Card」(担保付きクレジットカード)を使わずとも作ることができます。それでは行きましょう。
その1、準備
まずは何より、準備をしましょう。
一般にアメリカのクレジットカードに申し込むにはクレジットヒストリーやクレジットスコア、いわゆるクレヒスが必要ですがこれは今回は不要です。また、前者との関連付けのため社会保障番号、いわゆるソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)が基本的には必要ですが、今回ご紹介する2つのカードのうち1つはSSNが不要です。というわけで、最低限必要なのは次のものとなります。
- 現在有効で合法滞在を証明できるF-1もしくはJ-1ビザ
- パスポート
- F-1の場合I-20,J-1の場合DS-2019
- アメリカの銀行口座
まずはこれをご用意ください。ついでに、SSNやクレジットスコアがあるならそれもあるに越したことはありません(限度額が優遇されたりする可能性が高い)。
それではカードのご紹介
それではカードのご紹介に入ります。
まずはSSNなしで作れた…
deserve edu
こいつぁスゴイです。神です。外国為替手数料が…0%!しかもSSNなし・クレヒスなしのスーパーホワイトでも作れます。しかも年会費ゼロ!Amazon Primeの費用も一部負担してくれます。さらに全部マスターカードプラチナ待遇!
ただ、デメリットとしては、全般的に言えることなのですがアメリカの金利はべらぼうに高いですし、しかも基本リボ専用カードです。deserve eduは20.49%/年のAPRが適用されます。ミニマムペイメント(最小月々支払額)は$15(それより少ない場合は全額)もしくは残高の3%のどちらか大きい方です。それに、他のいわゆるプライム層(良好なクレジットヒストリーを持っている、具体的に言えばクレジットスコアが750以上)の人が作れるようなカードは通常、還元率が1%どころではなく2%,3%,5%などぶっ飛ぶような還元率をつけていますがこちらはたったの1%です。日本と一緒です。あと、当然っちゃ当然なのですが借り換え機能(いわゆるバランストランスファー)やキャッシング(いわゆるCash Advance)は付いていません。また、SSNを取得した際や海外もしくは外貨建で使いたい場合はカスタマーサポートに電話をしないといけません。もちろん英語です。
ってなわけなので、担保をぶんどられるSecuredよりは色々込みで100倍マシですがあくまで踏み台って感じでしょうか。
申し込みに際しては、アメリカの銀行口座の残高をチェックされます。一度$7で突撃したら当たり前ですが否決されました。ってなわけで仕切り直して$2300ぐらいTransferWiseという超格安爆速国際送金サービスで日本からアメリカの口座に突っ込んで振り込まれたタイミングで即再申請してみたらやっぱりいけました。ちなみにクレジットヒストリー0で限度額は$300でした。ってSecuredと同じぐらいじゃん。まあいいか。
あとは前に述べた必要書類を用意して突撃するだけです。通るときは早くて1分~1時間(僕は15分)で通ります。落ちるときは3日ぐらい待たされました。
申請はこちらからどうぞ:deserve
続きまして、CPTやOn-Campus Job(Off-Campusは超レアケースかつOfficeの許可とEAD必要ですよ!)などでSSNもちの方におすすめなカードのご紹介。
Discover it Student Cash Back
こいつもなかなかやります。昔はSSNなしでも申し込めたらしいですがいつからか厳しくなったみたいです。限度額はクレヒス無しで$1000~$1500スタートらしいです(平均値)。すっげ。ちなみにDiscoverはDiscoverブランドとして国際ブランドになっています。日本ではダイナースクラブおよびJCBのネットワークで利用できたはずです。
こいつの還元率は次の通りです:1%原則還元、隔月替わりでAmazonやレストラン、ガソリンスタンド、WalmartやTargetが5%
やばいですね。日本じゃまずどこをどう見てもあり得ないぶっ飛び還元率。
さらに、成績平均(GPA)が3.0/4.0以上で一年に一回$20還元されるGood Grade Rewardsというのもあり学業に対するモチベが上がります。
こいつも外国為替手数料は0と書いてありました。また、年会費は無料です。
デメリットとしては、VisaやMasterに比べて扱う店舗が若干少ないこと(日本でいうJCB並かちょっとそれより少ないぐらいです)と、金利が人によって違って14.99%~23.99%というところでしょうか。でも十分主戦力になりそうなカードです。
あと本当にどうでもいいですが、日本人でDiscover持っている人ってSSN持っている人にほぼ限られるのでなんか個人的には少し優越感に浸れるんじゃないですかね。それと日本人の留学生でSSN持っている人あまり聞かないですね。なんででしょう。
詳細はこちらから:Discover it® Student Cash Back
まとめ
まとめとしては、やっぱクレジットスコアがないときついしそもそもSSNがないと人権があまりないなと思いました。
それは置いといても、きちんと一括でAuto Pay(ACHを使った?口座振替のようなもの)を使ってきちんと一括で全額払っていれば5%還元をしっかり受けられるので、日本より使いようによっては節約できるかな、というのが正直な意見です。
日本のカード会社も少し頑張って欲しいですね。
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