EMSで禁制品を送ってみた。結果、税関差し止めなど大変なことになった。

福田です。先日、親からEMSで普通に仕送り的なものを送ってもらったのですが、変なものを混入させた結果、税関で止められてしまい大変なことになりました。反省も込めてここに記します。

                       

アメリカまではうまくいったけど…

飛行機内の風景

自宅は東京近郊にあり、1/16に発送したところ、日本時間1/17 AM 6:20に東京国際郵便局を出発、アメリカ時間の1/17 AM 9:20にシカゴに到着しました。僕はこの時点では「おっ、クソ早いな!4日どころじゃなくて3日で届くかも!?!?」って無駄な期待を抱いていました。
羽田や成田、セントレアに関空などの、似た時間に飛んでいる便を確認してみましたところ、成田発シカゴ・オヘア国際空港行きのJL010(日本航空)で輸送されたものと思います。日本航空と日本郵便はフランスのクールEMSでも提携しているので、ほぼほぼ間違いありません。

そして、シカゴで「国際交換局に到着」となりましたが、そこから2,3日全く動いていません。そしてCBP(日本でいう税関業務などを行なっている機関)からもUSPS(アメリカ合衆国郵政公社)からも全く電話をいただいていません。

まず考えたのは、郵送事故ないしは税関などが詰まっているか、追跡のバーコードが偶然に偶然が重なって全く読まれていないかでした。ですが、これらはまずあり得ないと考えました。なぜなら、税関が詰まっているとしたら追跡番号を連番で検索をかけたところで全てが詰まっているに違いないからです。そして、国際交換局に到着した時点で、税関に持ち込まれていることが明らかですから、これまた郵送事故がこの場で運良く起こるとも考えにくいです。さらに、バーコードが偶然全ての箇所で読み込まれていなかったとしても、アメリカの郵便局(U.S. Post Office)の私書箱(こちらではP.O. Boxと言います)に到着した時点でメールが来ますから、これも到着予定日を過ぎた今、あり得ません。

となると、、、税関で引っかかっているという可能性が極めて高くなります。
はて、親は何のイケナイ物を送ったのか…答えは簡単。「肉」です。それも肉でできたラーメン(!?ってなりましたが親が言うに「肉麺」と言うことなので多分そういうこと)。これをみた瞬間に僕は瞬間湯沸かし器になっちゃいました。「バカヤロー」ってね。どうみても検疫対象というか禁制品です。本当にありがとうございました。まあ、肉といっても「牛肉」とか「汚染地域からの全ての塩漬けされていない肉」がアウトなだけであって、これが当てはまるかどうかは神のみぞ知る次第です。

まだ届いていないのですが、アメリカの税関開封検査に悪運が強くなってしまって当たると平均して7~10日、ひどいところだと2~4週間ぐらい放置されるらしいので実質エコノミー航空便(SAL)と変わりなくなっちゃいます。
ちなみに他に送ったのは、春雨・Apple Watch Series 2(日本仕様)・餅・ふりかけ・お菓子ですが、Apple Watch Series 2以外は既に税関を通った実績があります(馬鹿正直に申告しても)。Apple Watch Series 2にしても、同じ電子機器であるiPhone 7 Plusは無事に届いたので(きっちり2000円ぐらい関税取られましたが)、これも問題ありません。

ちなみにアメリカの郵便禁制品一覧

間違って送ってしまいそう、かつ日本で生産されたもので特に問題になりそうなものをピックアップしました。

  • 牛肉
  • 甘酒・酒粕
  • 一般的に生ゴミに出すような食品など(卵とか)

これだけです。ですが、場合によっては他のものでも弾かれることがありますから日本郵便公式の禁制品リストを確認していただくことをお勧めします。

アメリカの税関はダメならダメでさっさと没収して送ってほしい

CBPにもちゃんと検査しないといけないとか、きっとそういった事情があるのでしょうが、「もうこれ明らかにダメでしょ」ってものはさっさと没収して送ってほしいです。さすがにうん万するものを一緒に塩漬けにされてしまうとムカムカします。ったく。

ちなみに余談ですが、先日アメリカから4.6kg、Priority Mail International(EMSでない方、CX~USの追跡番号付き)で70ドル程度で荷物を送りましたが、SALのくせしてEMSの日数+1日くらいで届きました。どんだけ貨物室ガラガラなんだよ…と思いつつ。今回はそのツケでも巡り巡って来てしまったのでしょうかね。

とりあえず23~27ぐらいまで様子見て、ダメそうならUSPSか日本郵便かCBPに調査請求つけます。親自身は郵便局まで出向きたくね〜かったり〜やりたくね〜と言ってきたので、なるべく自力解決できるようにしたいな、と思います。

戒めを込めて、一言まとめ。
「親切は時としてお節介である。」

この記事は最終編集から一年以上経過しております。この記事に書かれた内容をご利用・実践される際は十分ご注意ください。

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